Jan 27, 2021 / 日本 / Business
アイリスオーヤマとソフトバンクロボティクスグループが合弁会社を設立「アイリスロボティクス株式会社」~法人向けサービス・ロボット事業を本格展開~
2021年1月27日
アイリスオーヤマ株式会社
ソフトバンクロボティクスグループ株式会社
アイリスオーヤマ株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:大山 晃弘、以下「アイリスオーヤマ」)とソフトバンクロボティクスグループ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:冨澤 文秀、以下「ソフトバンクロボティクスグループ」)は、合弁会社「アイリスロボティクス株式会社」(以下「アイリスロボティクス」)を2021年2月1日(月)に設立しますのでお知らせします。
国内の深刻な人手不足に加え、新型コロナウイルス感染の拡大と長期化により、企業には一層のコスト削減や、他社と差別化できる高度な付加価値の提供が求められています。そのため、企業における単純作業や定型業務はロボットを活用することでコストを最小化し、付加価値を生む高度な業務はデジタルトランスフォーメーションを推進するなど抜本的な構造改革が必要です。
このような中、今回設立するアイリスロボティクスは、新商品開発力とメーカーベンダー(製造業と卸業の融合形態)による広範囲の販売ネットワークを通じて様々な業界における知見を持つアイリスオーヤマと、AIロボットOS分野で高い技術を持つソフトバンクロボティクスグループが提携することで、法人向けサービス・ロボット分野での市場創造を目指します。
また、新型コロナウイルス感染症による雇用や就業に関して生じている様々な課題や若年層の雇用問題などの社会課題に対して「ロボットオペレーター」の創出といった新たな労働市場や雇用機会を創造することで、日本の企業と社会が抱える課題解決に貢献します。
アイリスオーヤマ 代表取締役社長 大山 晃弘は次のように述べています。
アイリスオーヤマはウィズコロナに対応するため、マスクやAIサーマルカメラなどの感染症対策商品を販売してきました。そのなかで、非接触化の推進を図るため、ソフトバンクロボティクスグループ社と連携し、このたび設立する合弁会社を通じてロボットソリューションを提供してまいります。
そして、アフターコロナを見据え、「労働者不足」や「就業問題」などの社会課題にいち早く取り組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。また、日本で培ったノウハウを活かしグローバルに事業を展開し、2025年までに累計1,000億円の事業規模を目指します。
ソフトバンクロボティクスグループ 代表取締役社長 兼 CEO 冨澤 文秀は次のように述べています。
コロナ禍におけるニューノーマルの実現が急務となる中、ロボットには様々な新しい期待が寄せられています。この度、強力なパートナーシップをアイリスオーヤマ社と結べたことはロボットソリューションの拡大、浸透にとって非常に大きな前進です。両社の強みを存分に活かし、社会が抱える課題にスピード感を持って応えていきます。
■事業概要
①法人向けサービス・ロボットの提供と販売
②サービス・ロボットによる業務変革ソリューションの提案
サービス・ロボットを業務に取り入れる際に必要になる、業務設計コンサルティング・定着化支援のほか、ロボットオペレーターの派遣等、業務のロボット化に伴い必要となるトータルソリューションを提供します。
③サービス・ロボットの新商品開発
各業界のニーズを踏まえて掃除ロボット、配膳ロボットに続く法人向けサービス・ロボットを開発し、グローバルに提供していきます。
■アイリスロボティクス株式会社 概要
- ・会社名
- :アイリスロボティクス株式会社
- ・所在地
- :宮城県仙台市青葉区中央2丁目1番7号
- ・出資金
- :1,000万円
- ・設立日
- :2021年2月1日
- ・株主
- :アイリスオーヤマ株式会社(51%)、ソフトバンクロボティクスグループ株式会社(49%)
- ・事業内容
- :法人向けロボットの販売
ロボットを活用した業務変革コンサルティング
新規サービス・ロボットの新製品開発
- ・代表者
- :代表取締役社長 大山 晃弘
- ・従業員数
- :20名